最新加工技術

多面MC加工

事例
穴ピッチ3u~、平面度5u~、電磁式チャック加工、真空チャック加工

もともと丸棒からCNC自動旋盤加工を主としてきたことから、角材や平材からのMC加工は取り扱いが少なかった。昨今はMC加工の技術力が年々上がり、今では多面加工の依頼がどんどん増えている。

  • ブロック鋼材からのMC加工

    業界

    半導体

    仕様

    素材:鋼
    ロット:100,000個以上
    精度:1/100~1/1000mm

    説明

    最近問い合わせが多い、ブロック材からのMC加工仕上げ品。弊社は立型の3軸、4軸、5軸のMCを使い、ロットに合わせた最適な工程設計を行います。MCは多台持ちなので、限られた作業者で適当な加工時間に設定し、昼、夜の2交代制のオペレーションで効率よいオペレーションを心がけています。 段取者と加工者を作業分担し、専門性を極め作業効率に結び付けています。

  • 角材からのMC仕上げと高精度な加工&測定精度

    業界

    生産設備

    仕様

    素材:アルミ
    ロット:1~100個
    精度:0.1mm~1/100mm

    説明

    弊社の加工部署でここ3年で一番レベルが上がったのがMC課である。チャレンジ旺盛な若いトップの下に若い若い技術者が脇を固めている。どんな困難な加工もまず挑戦するっという意思を持ち続けた結果、今では弊社の最重要な部署に成長した。 こういったブロック材、鋳物/鋳造材等も最近は多く取り扱っている。今年もまた新たな旋盤機能付き多軸MCを導入予定であり、彼らの活躍の場がさらに広がりそうだ。

  • 穴の位置度±15′と穴ピッチ0.02以下、外径と基準面の直角度3ミクロン以下、内外径同軸度φ3以下

    業界

    医療機器

    仕様

    素材:アルミ
    ロット:1~100個
    精度:1/100~1/1000mm

    説明

    製品上半身はタイトルだけでも要求規格がとても厳しい製品だが、下半身は外観部で、今回はガラスビーズにて前処理して仕上げはブラックアルマイトとなる。
    要求規格がこれほど満載になると、安易にCNC複合機械で加工という安易な工程設計をすると失敗する。(弊社もそうやって失敗してきた過去がある)
    精密且つ顧客の要求が多いものは、敢えて工程を分割し、その工程能力(機械能力、力量、測定力、管理能力等)をふまえた工程設計をしないと、すべてをその単一工程で片付けようとすると失敗のもとになる。各工程の長所と短所をふまえ,その工程工程の能力を最大限に発揮できる設計こそがこういった芸術的一品を生み出す原点である。
    弊社の注文から伝票処理までのフローをぜひご覧になっていただけば、どんな工程設計の仕方をしているか理解して頂けると思います。
    ちなみに、量産になると、まったっく発想が違い、それらの分割した工程をぐぐっと凝縮して、単一工程(ライン化)にします。試作と量産の両方を手がけているからこそ解るその違いと両方の相乗効果で試作の工程設計をうまく量産に反映させる仕組みを弊社は持っています。

  • CNC自動旋盤+MC5軸多面加工による加工事例

    業界

    ロボット

    仕様

    素材:ステンレス
    ロット:1~1,000個
    精度:1/100~1/1000mm

    説明

    たてにスリットカッターで横タップ穴まで割れている製品。汎用機のCNC自動旋盤でブランク加工した後、MCですり割り、横穴、タップ、2段のスリットカッター、全長仕上げという工程。こういう小径複合製品をシチズンの主軸移動型複合旋盤(Mシリーズ等)で全加工したがるメーカーが多いが、設備の汎用性、設備の回転率、減価償却費、専門化等々考慮すると、現状の多品種小ロットの工程設計ではCNC自動旋盤+多軸MC仕上げが最高にコストパフォーマンス、リードタイム、出栄え共にベスト。

  • 角材からのMC加工仕上げ

    業界

    食品機械

    仕様

    素材:ステンレス
    ロット:1~100個
    精度:1/100~1/1000mm

    説明

    昨今は角材からの加工引き合い多く、弊社も3年前からMCの単独事業化を推進してきた成果が実った。弊社はMCの技術開発に力を入れてきたおり、4軸、5軸機のMCを個々3年で10台日越に導入した。また、加工技術についても継続して新技術を導入し、今年度は1ミリの薄板加工での両面の平面度0.01及び平行度0.02以下を鉄、ステン、アルミですべて対応できるように技術研究をしております。近日中には公式に発表できると思います。

  • 平材からのMC削り出し

    業界

    生産設備

    仕様

    素材:アルミ
    ロット:1~100個
    精度:1/100~1/1000mm

    説明

    これも本来分割されていた部品の一体型事例。MCの削り出しで仕上げた。

  •  

    角材からのMC6面削り出し

    業界

    半導体

    仕様

    素材:アルミ
    ロット:1~1,000個
    精度:1/100~1/1000mm

    説明

    3年前は図面を見て即お断りしていた部類の6面加工の製品。非常に異形且つ高精度な上に、肉が薄いので高難度な加工となります。こういったMC加工も昨今は多くのお客様からご要望を受けて、最新設備、新技術の導入とと独自技術開発、そして技術者の教育を進めてきました。現在はより困難度なMC加工が可能となり、他社でできない加工の引き合いを多く受けるに至っております。

  •  

    板材からのMC複合削り出し

    業界

    工学産業

    仕様

    素材:A5052
    ロット:1~100個
    精度:1/10~1/100mm

    説明

    6面加工を多軸MCにより3工程にて仕上げました。外観部なので固定時のつかみキズや治具との接地基準面の擦り傷に再三の注意を払い、きれいな仕上がりとなりました。

  •  

    取り扱いが面倒な無酸素銅

    業界

    電子部品

    仕様

    素材:C1020
    ロット:2000
    精度:1/10~1/100mm

    説明

    精度は緩いが、取り扱いが難しい無酸素銅。やわらかいので傷だ今がつきやすく、空気に触れると変色を起こしやすい。製造から梱包、運搬まで気を許せない一品。

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