CNC自動旋盤複合加工
- 事例
- 内外径寸法公差φ3u、直角度3u~、同軸度2u~,新円度0.5u~,同芯度5u~
初代:1953年に汎用旋盤で創業開始。2代目社長:1981年にCNC旋盤を導入開始。3代目現社長:複合旋盤でさらに旋盤加工の極致を追及。60年以上創業家の旋盤へのこだわりはTANOIのイデオロジーとしてここに伝承されている。
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CNC自動旋盤+MC5軸多面加工による加工事例
業界
ロボット
仕様
素材:ステンレス
ロット:1~1,000個
精度:1/100~1/1000mm説明
たてにスリットカッターで横タップ穴まで割れている製品。汎用機のCNC自動旋盤でブランク加工した後、MCですり割り、横穴、タップ、2段のスリットカッター、全長仕上げという工程。こういう小径複合製品をシチズンの主軸移動型複合旋盤(Mシリーズ等)で全加工したがるメーカーが多いが、設備の汎用性、設備の回転率、減価償却費、専門化等々考慮すると、現状の多品種小ロットの工程設計ではCNC自動旋盤+多軸MC仕上げが最高にコストパフォーマンス、リードタイム、出栄え共にベスト。
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冷間鍛造品の切削品化事例
業界
自動車(量産)
仕様
素材:鉄
ロット:1,000~10,000個
精度:0.1mm~1/100mm説明
冷間鍛造で素材を量産していた製品。昨今のジャストインタイム生産方式により、注文ロットの小ロット化及び不定期な発注方式への流れが加速していく中、従来安価であったはずの鋳造や鍛造での量産方式が時代に逆行してきた。実際に今件はそういった量産メーカーが値上げするということで弊社に切削での引き合いを受けた。CNC自動旋盤での裏表全加工で、エッジはすべてバレル工程で面取り張り除去とした。昨今のニーズは更なる小ロット多品種化、短納期化、不定期化、そしてサプライチェーンによる全体最適化が進んでいるように思える。そのニーズにさらに機敏にお応えできるサービスにさらに磨きをかけてご用命お待ちしております。
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歯科用ハンドピースの主要部品 複雑形状でありながら軸、長手、幾何学公差、ピッチ及び位置度の超高精度を実現!
業界
医療機器
仕様
素材:ステンレス
ロット:1,000~10,000個
精度:1/100~1/1000mm説明
材質:SUS303
φ:φ18
L:32.7
内外径φ0.01以下の公差規格は弊社では一般的な対応可能規格範囲内。
内径は貫通で、真円度0.8ミクロン以下、円筒度3ミクロン以下及び粗さ1.6Sが能力地。
縦横の小径穴にはパイプが圧入されるので、その穴形状や位置が非常に重要。内外径同時加工が必須となり、使用する回転工具の先端の振れ5ミクロン以下で保守管理するメンテナンス技術もこういった高精度加工には必須。
端面は相手部品との基準面となるため、内径基準に対して直角度5ミクロン以下に管理され、測定傷等一切不可で運送や梱包にも十分な注意が必要となる。
こういった難易度の高い製品もマザー工場での標準化/平準化が完了し、現在ベトナムで生産されている。 -
異形状&偏心軸・穴
業界
通信機器
仕様
素材:アルミ
ロット:1~100個
精度:1/100~1/1000mm説明
従来の顧客内製による製造方法に対し、弊社でCNC複合旋盤+MCにて工程及び工数減、及び品質向上をご提案させて頂いた事例。外径R形状保証についても、従来の比較検査から形状測定器による実寸保証にし品質保証の信頼性を向上させた。
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工学部品でミーリング加工箇所の位置関係の高精度要求品
業界
電子部品
仕様
素材:ステンレス
ロット:1~100個
精度:1/100~1/1000mm説明
穴位置や溝位置が組み立て後の製品制度を大きく左右する重要なファクター。作成するにあたり、加工技術は勿論、高い測定技術が要求される。
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最終商品メーカーブランド価値向上のために、外観の美しさにこだわった作品
業界
OA機器
仕様
素材:チタン
ロット:1~100個
精度:1/100~1/1000mm説明
弊社は部品寸法公差精度は勿論、幾何学公差の精度にこだわってまいりました。そして近年は部品の付加価値をさらに上げるために、部品の外観の美的価値の向上に努めてまいりました。部材のコモディティ化に伴い、最終商品の付加価値を向上させるための、デザインの一部としてその新たなニーズを探ってまいりました。今回はそういったニーズを発掘し、お客様のニーズにマッチした作品に仕上げました。外観部となる外形はフルRとなっていますが、切削のヒキメを最小限に抑え、絞りのようなきれいなR仕上がりとなりました。本来の部品の価値を機能性からデザイン性まで広げ、さらにそれらを深めて生きたいと考えています。また今回は表面処理についても、お客様にいくつかご提案させて頂きます。材料特性を十分に引き出し、かつその弱点を補強する部品用途に合ったものを提示させて頂きます。ぜひ今回の事例のように、最終商品のブランド価値向上の一貫として、部品価値を見直すことをご提案させて頂きたいと思っています。
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デザインと見た目の美しさにこだわるTANOIのカバー部品
業界
医療機器
仕様
素材:チタン
ロット:1~100個
精度:1/100~1/1000mm説明
弊社の外観部品のこだわりは、デザインのできばえと外径R部の美しさ。
デザインといっても今回のようなスパナ部であったり、手で掴み保持しやすいたてのスリットであったり、機能性を持たせている。したがってその寸法規格はあるのだが、その”デザイン”は見た目のできばえが重要である。それは、その大きさの寸法管理とそのデザイン部のヒキメ(見た目)の管理である。デザインの大きさは、もともとの外径のばらつきがデザインそのもののばらつきとなる。したがって我々はその外径とデザイン寸法を同時にミクロンの単位で管理することになる。これは最終商品となってからの本物としてのブランド価値となる。また、表面のできばえについては、スジやゆがみが無いように、見た目の外観を管理管理項目として入れている。これも最終的に製品の美しさをより際立てることになる。
外径Rについては、そのR形状とその前後のつなぎ目の美しさにこだわる。
簡単に言えば、自然なR曲線を描いていること。R部のヒキメが目立ったり、接点部に線が入っているようではNGです。塑性加工のような滑らかなR曲線の仕上がり。切削加工で仕上げた感が無いとよくいわれます。 また、厳密にR寸法及びその前後の接点は測定顕微鏡、非接触型形状測定器、または接触型形状測定器等で図面どうりの寸法規格に従っています。あくまで設計された図面に従い、部品としての機能面の保証は最低限のことだと認識しています。よく、外径の外観部は機械プログラムどうりっということで特には寸法測定保証されていないメーカーも多いと聞きますが、機会がプログラムどおり実は動いていないのは周知の事実であり、精密測定しない限りは寸法の保証はできません。外観だからとそれをしないのは言語道断です。 -
チタン部品(外径前後のインロー部の径寸法公差φ0.01以下、同軸度0.01以下、外観部の見た目の美しさ)
業界
医療機器
仕様
素材:チタン
ロット:1~100個
精度:1/100~1/1000mm説明
弊社では一般的い取り扱っている部品のひとつ。寸法規格と幾何学公差規格、そして外観規格を同時に要求されるもの。そして何作材のチタン材。この業界特有だが、外径の溝はシーリングのゴムワーッシャーが入るが、このときのバリは勿論、溝と外径のR面の形状・寸法は医療機器部品では大変重要な箇所になります。
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モーターを覆う部品(内径の寸法公差φ0.01以下、u公差の幾何学公差、熱を逃がす多数の窓、美しい外観)
業界
生産設備
仕様
素材:アルミ
樹脂
ロット:100~1,000個
精度:1/100~1/1000mm説明
内部にはモーターケースが入り、その部分と前後の結合するインロー部の径交差が0.01以下、新円度0.01以下、同軸度0.01以下が要求規格。この部品は実際に手で握る部分となるため、モーターの振動が最小限になるように部品精度は高いものを要求される。モーターの熱を十分に逃がすように多数の窓の加工がほどこられているが、これも製品デザインの一種なので、美しく仕上げる必要がある。
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工具の先端部の部品の外観へのおもてなし
業界
生産設備
仕様
素材:アルミ
ロット:1~100個
精度:1/100~1/1000mm説明
弊社はヒキメやキズだ・ダコン等の外観品質は勿論、見た目の美しさに拘っています。特に仕上がり光沢、デザインとしての形状美的感覚には気を使います。 通常スパナ部等のすり割り部は機能性が重視されるので、それほど粗さや外観を気にしないメーカーが多いが、弊社はミーリング特有の筋は勿論、見た目の美しいすり割を施す。それがTANOIブランドである。
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径寸法公差φ0.01以下穴、穴ピッチ0.01以下、これらをメッキ後寸法保証
業界
半導体
仕様
素材:黄銅(真鍮)
ロット:1~1,000個
精度:1/100~1/1000mm説明
内径の芯に対して、端面穴ピッチが0.01以下必要な製品。ワンチャックで全加工できれば問題ないが、端面の穴はザグリ穴があり、内径加工と端面の穴加工を別工程で仕上げることになる。チャッキング部の新円度、チャッキング技術、それと穴加工の精度すべてが必須技術。メッキがあるので、メッキ前後の寸法管理も慣れていないと難しいと思われる。今回は材質C3604Bでしたが、アルミ(アルマイト)、ステンレス、鋼材、そしてチタンでも同様な品質規格が保証可能。
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ご好評頂いている、チタン製イヤホンボディ部品
業界
OA機器
仕様
素材:チタン
ロット:1~100個
精度:1/10~1/100mm説明
外観部である外周のR曲線を如何に滑らかに曲線美を出せるかにこだわった弊社得意の一品。ご好評につきリピートでご依頼を受けました。実際に手に取って外周をご覧になられた方々がよくおっしゃるのは、「ヘラ絞り課加工?絞り深絞りプレス加工?」 それに対して、「切削加工ですよ。」と答えると皆さんビックリされますね。切削加工のヒキメが単一Rだけではなく、複数のR曲線の境にも無い切削加工は、弊社独自のノウハウの一つです。
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CNC自動旋盤複合加工(バック加工を含む)事例
業界
生産設備
仕様
素材:S45C+亜鉛メッキ/三価クロメート
ロット:1~100個
精度:1/100~1/1000mm説明
主軸固定型CNC自動旋盤機による複合加工部品。内径(公差φ0.01mm)を基準とした穴やミーリング部の位置精度を保持するために、単一工程で仕上げた。主軸加工部と背面加工部の同軸度はφ0.005mm以下なので、高精度に仕上がりました。